5連休明け、日経平均は495円高の65,513円で4日続伸
恐怖と強欲指数は日本35・米国35(9月24日)
日米差(日本−米国):±0(同水準) 日米ともに「恐怖」の区分。日米差は±0で、9月18日の+3から縮まりました。
9月19日から続いた5連休が明け、東京市場は6営業日ぶりに取引を再開しました。日経平均は寄り付きから買いが先行し、前引けには一時66,000円台まで上昇。終値では495円高の65,513円99銭で4日続伸となりました。連休中に海外で積み上がった材料を1日で消化した形です。この記事では24日の市場を整理したうえで、9月21日の記事で計算した「1日で指数の区分が変わる条件」と、実際の値を照らし合わせます。
対象日:2026年9月24日(木)|掲載日:2026年9月24日|数値は東京市場の終値、報道各社の記事、当サイトの算出データに基づきます。
この記事のポイント
- 日経平均は495円04銭高の65,513円99銭で4日続伸。前引けには一時66,000円台まで上昇する場面がありました。
- 連休中の米国市場は週前半に上昇、週後半(23日)は下落。PMI速報値の強さから追加利上げが警戒されました。
- 当サイトの恐怖と強欲指数は日本35・米国35で、日米差は±0まで縮まりました。
- 9月21日の記事の予測どおり、1日では区分は変わらず「恐怖」にとどまりました(詳しくは③)。
① 9月24日(木)の日本市場:一時66,000円台、終値は4日続伸
日経平均株価は前週末(18日)比495円04銭(0.76%)高の65,513円99銭で取引を終え、4日続伸しました。寄り付きは457円49銭高の65,476円44銭で始まり、前引けには上げ幅が1,200円を超えて66,000円台に乗せる場面もありました。株探ニュースによると、後場に入ると買い一巡後は上値の重い展開となり、米追加利上げ観測を背景に金融関連には売りが出たといいます。
表1:9月24日の日本市場の主な数値
| 指標 | 水準 | 前営業日(9/18)比 | メモ |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価(始値) | 65,476.44円 | +457.49円(+1.33%) | 寄り付きから買いが先行 |
| 日経平均株価(高値) | 66,249円前後 | — | ロイターによれば節目の66,000円を約2週間ぶりに回復 |
| 日経平均株価(終値) | 65,513.99円 | +495.04円(+0.76%) | 4日続伸。買い一巡後は上値が重い展開 |
| 新発10年国債利回り | 3.055%前後 | — | ロイターの報道による。1996年8月以来およそ30年ぶりの水準 |
上昇を主導したのは半導体関連株でした。日本経済新聞は、連休中の米国市場でAI・半導体株が上昇した流れを受け、アドバンテスト、東京エレクトロン、イビデン、TDKなどに買いが集まったと伝えています。株探ニュースの寄与度データでは、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアホールディングスの4銘柄で日経平均を約1,212円押し上げたとされています。
国内の長期金利も一時3.055%前後まで上昇し、1996年8月以来およそ30年ぶりの水準を更新したとロイターは伝えています。金利高はAI関連以外の業種、とりわけ金融株には逆風とみられています。
② 連休中の米国市場:週前半は上昇、週後半(23日)は反落
東京市場が5連休で休んでいた間、米国市場は3営業日分(19日・22日・23日)動いていました。週前半はAI・半導体関連への買いが続きましたが、23日には米国のPMI速報値が市場予想を上回る強さとなり、追加利上げへの警戒から反落しました。
表2:連休中の米国主要指数の動き(22日・23日)
| 米国日付 | ダウ平均 | ナスダック総合 | S&P500 | 米10年債利回り |
|---|---|---|---|---|
| 9/19(土) | — | — | — | — |
| 9/22(火) | 51,863.69 −185.14(−0.36%) | 27,244.28 +122.19(+0.45%) | 7,764.64 −0.06(ほぼ横ばい) | — |
| 9/23(水) | 51,511.59 −352.10(−0.68%) | 26,936.04 −308.24(−1.13%) | 7,706.03 −58.61(−0.75%) | 一時5.12% |
22日はダウ平均が金融株安を主因に下落する一方、ナスダック総合は半導体・AI関連への買いが続き、連日で過去最高値を更新しました。メタ・プラットフォームズが発表したAIエージェント「ミューズ」への期待が、AI関連株への資金シフトを後押ししたとみんかぶは伝えています。
潮目が変わったのは23日です。財経新聞によると、米国の9月PMI速報値が想定外に強く2021年以来の高水準に達したことで、FOMCの追加利上げが警戒され、3指数がそろって下落しました。FRBのバー理事も利上げの必要性に言及し、長期金利は一時5.12%まで上昇したと伝えられています。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は、日本経済新聞によれば18〜23日の期間で8%あまり上昇しており、週前半の強さの大半は保たれていました。
③ 9月21日の記事の予測と、実際の値を照らし合わせる
9月21日の記事では、当サイトの指数が3営業日の平均であることから、24日の1日だけで区分が「恐怖」から「中立」に変わるには、24日の日次の素値(平均する前のその日の値)が約69以上必要だと計算しました。実際の24日の素値は35で、3営業日の平均(17日・18日・24日)は32となりました。
表3:予測と実際の値の照合
| 9月21日の記事の予測 | 9月24日の実際の値 | |
|---|---|---|
| 24日の日次の素値 | 区分が変わるには約69以上 | 35 |
| 24日に表示される指数(3日平均) | 45以上なら「中立」に変わる | 35(恐怖) |
| 区分は変わるか | 1日では変わりにくいと予測 | 予測どおり「恐怖」にとどまった |
日経平均は終値で0.76%の上昇でしたが、素値は32から35へと、1日の値動きとしては比較的大きく動きました。これは、24日の終値が「6日分の暦をまたいだ1営業日」として計算されるためです。それでも3営業日の平均でならされ、指数の区分自体は変わりませんでした。当サイトの過去の素値の分布(24日を除く直近29営業日は13〜46の範囲)と比べても、24日の素値35は上限に近い値です。
この記事は、あらかじめ計算しておいた条件と、実際の結果を照らし合わせる形式です。当サイトの指数は将来の値動きを予測するものではなく、今回の「予測」は指数の算出方法(3営業日の平均)から導いた計算上の目安である点にご注意ください。
④ 当サイトの恐怖と強欲指数(9月24日):日本35、米国35
日米の指数がそろう(日米差±0)のは、8月12日以降の30営業日では今回が初めてです。9月18日時点では日本が米国を+3ポイント上回っていましたが、米国株の指数も23日の反落を受けて上昇し、両者が並ぶ結果になりました。
表4:日米の恐怖と強欲指数(9月24日時点)
| 項目 | 日本株 | 米国株 |
|---|---|---|
| 指数(9月24日) | 35 | 35 |
| 区分 | 恐怖 | 恐怖 |
| 前営業日(9/18) | 32 | 30 |
| 1週間前(9/17) | 23 | 28 |
| 1か月前(8/24) | 17 | 55 |
米国株の1か月前(55・強欲)から今回(35・恐怖)への変化が大きく、この1か月の米国市場の心理は大きく冷え込んだことが分かります。一方、日本株は17(極度の恐怖)から35(恐怖)へと、緩やかに持ち直しています。
表5:直近3営業日の推移(5連休をはさむ)
| 日付 | 日本株(表示値) | 米国株 | 日米差(日本−米国) |
|---|---|---|---|
| 9/17(木) | 28 | 28 | ±0 |
| 9/18(金) | 32 | 30 | +2 |
| 9/24(木) | 35 | 35 | ±0 |
⑤ 用語ミニ解説
表6:この記事に出てきた用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| PMI(購買担当者景気指数) | 企業の購買担当者へのアンケートから算出する景気の先行指標。50が景気の拡大・縮小の境目とされる |
| SOX(フィラデルフィア半導体株指数) | 米国の主要な半導体関連銘柄で構成される指数 |
| 日次の素値 | 当サイトの用語。3営業日の平均をとる前の、その日だけの指数の値 |
| 寄与度 | 個別銘柄の値動きが、日経平均全体をどれだけ押し上げ(押し下げ)たかを示す指標 |
連休明けの日経平均は495円高と、数字だけを見れば力強い1日でした。ただ、株探ニュースによると東証プライムの値下がり銘柄は53.9%で、上がった銘柄より下がった銘柄のほうが多い1日でもありました。指数を押し上げたのは、半導体を中心とした一部の値がさ株です。
法人営業の仕事にたとえると、月の売上が伸びても、それが一部の大口の取引先によるものなのか、取引先全体に広がった結果なのかで、翌月の見通しはまったく変わります。株価指数も同じで、上昇の「大きさ」だけでなく「広がり」を合わせて見ることが大切だと考えています。
当サイトの日本株の指数は、構成する6つの指標のうち5つがまだ「恐怖」寄りで、35にとどまりました。25日は今週最後の立会で、28日(月)には9月期末の配当の権利付き最終売買日を控えています。上昇が幅広い銘柄に広がるかどうかを見ていきたいと思います。
※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。
今日のまとめ
- 日経平均は495円高の65,513円99銭で4日続伸。前引けには一時66,000円台まで上昇しました。
- 連休中の米国市場は週前半に上昇、23日は強いPMI速報値を受けて反落。長期金利は一時5.12%まで上昇しました。
- 当サイトの恐怖と強欲指数は日本35・米国35で、日米差は±0。ともに「恐怖」の区分です。
- 9月21日の記事で計算した「1日では区分が変わりにくい」という予測どおりの結果になりました。
本記事は公開情報と当サイトの算出データに基づく情報提供であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。