本サイトは投資判断の助言を目的としたものではありません。投資はご自身の判断と責任でお願いします。

日経平均2203円高の6万8956円、半導体が主導
恐怖と強欲指数は日本42・米国28(10月2日朝)|Fear & Greed Index Japan

2026年10月1日(木)の終値時点|米国株は1日の米国市場の終値時点
日本株日経225ほか(当サイト算出)
42
恐怖▲ 前日比 +4
前日 381週間前 341か月前 37
米国株S&P500基準(CNN Business)
28
恐怖▼ 前日比 −3
前日 311週間前 361か月前 45

日米差(日本−米国):+14(日本株が上) 日米差+14は、8月12日以降で日本株がもっとも大きく米国株を上回った水準です。

10月最初の取引日となった1日(木)、日経平均は2,203円高の68,956円72銭と大幅続伸し、終値で8月17日以来の6万8000円台を回復しました。米マイクロンの好決算を受けて半導体関連株が一斉に買われた一方、TOPIXの上昇は0.57%にとどまり、上昇の中身には大きな偏りがありました。同じ日の朝に発表された日銀短観では、大企業製造業の景況感が6期連続で改善しています。この記事では、1日の市場と短観の結果、夜間の米国市場を整理し、米雇用統計が発表されるきょう2日の見どころをまとめます。

掲載日:2026年10月2日(金)朝|日本株の指数は1日の終値、米国株の指数は1日の米国市場の終値にもとづく値です。

この記事のポイント

  • 1日の日経平均は2,203円00銭高(+3.30%)の68,956円72銭。高値は68,995円30銭で、6万9000円に迫りました。
  • TOPIXは0.57%高にとどまり、アドバンテスト1銘柄で日経平均を約723円押し上げました。
  • 日銀短観は大企業製造業が+24(前回+22)と6期連続で改善、大企業非製造業は+35(前回+37)と悪化しました。
  • 当サイトの指数は日本42・米国28。日本株の「中立」入りには、きょうの素値が約44以上必要な計算です。

① 1日(木)の日本市場:日経平均は3.30%高、TOPIXは0.57%高

表1:10月1日の日本市場の主な数値

指標水準メモ
日経平均(始値)67,106.52円前日比+352.80円
日経平均(高値)68,995.30円6万9000円に迫る
日経平均(終値)68,956.72円+2,203.00円(+3.30%)。終値の6万8000円台は8月17日以来
TOPIX(終値)4,131.98+23.33(+0.57%)
東証プライムの売買代金約8兆7,228億円概算
日経平均への寄与度1位アドバンテスト+9.78%。1銘柄で約723円の押し上げ

株探ニュースによると、日本時間の早朝にマイクロンが発表した6〜8月期の決算で売上高・純利益とも急拡大し、主力の半導体関連株が軒並み買われて相場全体を押し上げました。フィスコは、米国のPCEコア価格指数の落ち着きで年内の追加利上げへの警戒が和らいだことも買いを支えたと伝えています。一方で、保険や銀行などの一角は売られ、業種別では石油・石炭製品、銀行、保険などが下落しました。

上昇の偏りは、数字にはっきり表れています。日経平均の上昇率3.30%に対し、TOPIXは0.57%でした。読売新聞によると、午前10時ごろには東証プライムの7割以上の銘柄が値下がりしており、株探ニュースは、取引終了時点でも値上がりした銘柄は半分程度だったと伝えています。日経平均の上昇幅2,203円のうち、アドバンテスト1銘柄だけで約3分の1を占めた計算です。

② 日銀短観(9月調査):製造業は改善、非製造業と先行きは悪化

表2:日銀短観(9月調査)の主な結果(OANDAの集計による)

項目結果市場予想前回(6月調査)
大企業製造業の業況判断DI+24+25+22
大企業製造業の先行き+21+22+17
大企業非製造業の業況判断DI+35+36+37
大企業非製造業の先行き+30+30+28
中小企業製造業の業況判断DI+14—+9
大企業全産業の設備投資計画(2026年度)前年度比+11.3%+12.2%+11.5%
企業の物価見通し(1年後/5年後)2.6%/2.5%—2.7%/2.6%
企業の想定為替レート(2026年度)154.23円—152.57円

大企業製造業の景況感は6期連続で改善し、2018年3月調査と並ぶおよそ8年半ぶりの高い水準となりました(OANDA)。時事通信によると、AIや半導体関連の需要拡大で生産用機械や電気機械が改善をけん引しました。一方、大企業非製造業は5期ぶりに悪化し、大和総研は燃料費や人件費などのコスト増が、宿泊・飲食サービスや小売など個人消費に関連する業種の重荷になったと分析しています。また、先行きの業況判断は製造業・非製造業ともに現状より低く、企業は先の見通しには慎重です。

日銀は10月29〜30日に次の金融政策決定会合を開きます。大和総研は、借入金利の水準判断が大企業・中小企業ともに上昇し、利上げの影響が企業に広がりつつあると指摘しています。

③ 1日(木)の米国市場:ダウは小反発

表3:1日の米国市場

項目1日(米国時間)メモ
ダウ平均50,926.56ドル
+20.51(+0.04%)
4営業日ぶりに小反発(日本経済新聞・NQN)
ナスダック総合小幅に続伸日本経済新聞・NQN
米9月のISM製造業景況指数54.5前回54.6。市場予想(54.8〜55.0)を下回った(Investing.com・みんかぶ)
原油(WTI)92.91ドル
+2.49
日本経済新聞
ドル円158円台前半2日早朝(日本経済新聞)

日本経済新聞(NQN)によると、FRBによる早期の追加利上げ観測が後退したことが株式相場を支えましたが、米長期金利の上昇と原油高が重荷となり、ダウ平均は下げる場面が多かったといいます。米国株の指数は31から28へ下がり、9月中旬以来の低い水準となりました。

表4:米国株の指数の7つの内訳(1日の米国市場の終値時点)

米国株の指標(CNN公表値)点数区分
市場モメンタム28恐怖
株価の強さ0極度の恐怖
株価の幅0極度の恐怖
プット/コール36恐怖
市場の変動性50中立
ジャンクボンド需要46中立
安全資産への需要36恐怖

「ジャンクボンド需要」が55から46へ、「安全資産への需要」が46から36へと下がり、債券市場でも慎重な動きが強まっています。

④ 当サイトの指数:日本42、素値は約50

前日の記事で示した計算では、1日に「中立」に届くには素値が約58以上必要でした。実際の1日の素値は約50で、表示される指数は42となりました。約50という素値は、当サイトの履歴(8月18日以降)のなかで最も高い値です。これまでの最高は9月1日の約46でした。

表5:2日の素値と、表示される指数の関係

2日の素値2日に表示される指数(3営業日の平均)区分
2538恐怖
3542恐怖
4043恐怖
4445中立
5047中立
6050中立

きょう2日の指数は、9月30日・1日・2日の3営業日の平均です。素値が約44以上なら、指数は「中立」(45)に入ります。1日の素値(約50)を少し下回る水準でも届く計算で、「中立」がこれまでで最も近づいています。

表6:日本株の指数を構成する6指標(1日終値時点)

指標1日の実測値過去1年の中央値過去1年の範囲点数(3日平均)
市場モメンタム
125日移動平均線との乖離率
+7.29%+12.75%−1.16%〜+26.06%14 極度の恐怖
変動性
20日変動率(年率)
23.31%27.13%12.47%〜42.59%83 極度の強欲
株価の強さ
20営業日の騰落率
+2.10%+3.73%−10.66%〜+12.52%29 恐怖
短期の過熱感
RSI(14日)
65.9456.9134.58〜77.5653 中立
為替(円)
ドル円の20営業日の変化
−0.58%+0.84%−3.64%〜+4.59%18 極度の恐怖
安全資産への選好
株と国債の20営業日の騰落率の差(pt)
+5.13+5.37−11.71〜+19.1735 恐怖

「短期の過熱感」(RSI)は65.94と、過去1年の中央値(56.91)を大きく上回り、その日だけの点数は76と「極度の強欲」の区分に入りました。一方、「変動性」の点数は86から83へ下がっています。当サイトの「変動性」は値動きの大きさを測る指標で、上昇でも下落でも、大きく動いた日は「恐怖」側に評価されます。3.30%という大きな上昇が、変動性を押し上げた形です。

⑤ きょう10月2日(金)の見どころ

表7:2日の見どころ

時刻(日本時間)予定見るポイント
8:309月の東京都区部の消費者物価指数日銀の次の会合に向けた物価の動き
8:308月の失業率・有効求人倍率国内の雇用
21:30米9月の雇用統計FRBの追加利上げの見方を左右する。今週は求人件数(JOLTS)や消費者信頼感の雇用関連が弱かった

みんかぶは、米雇用統計の非農業部門雇用者数について、前回を下回るものの水準としてはしっかりとした内容が予想されている一方、今週の関連指標の弱さから想定より弱く出る可能性もあるとの見方を示しています。きょうの日本市場の終値と米雇用統計の結果、今週のまとめは、週末の記事でお伝えします。

運営者のひとことFear & Greed Index Japan 運営事務局

1日は、株式市場と企業の声の温度差が目立った日でした。日経平均は2,203円上がりましたが、日銀短観では、製造業・非製造業ともに先行きの景況感が現状より低く出ています。

法人営業の現場にたとえると、今月の売上が好調でも、担当者が来期の見込みを慎重に出すことがあります。その慎重さには、仕入れ値の上昇や取引先の予算の引き締めなど、現場でしか分からない理由があることが多いものです。短観の先行きの悪化も、コスト高や金利上昇という具体的な理由とセットで示されています。

当サイトの日本株の指数は42と、「中立」まであと3ポイントです。ただ、その上昇の多くは一部の半導体株によるもので、市場全体の心理がそろって改善したとはまだ言い切れません。きょうの雇用統計の結果とあわせて、週末の記事で今週を振り返ります。

※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。

⑥ 用語ミニ解説

表8:この記事に出てきた用語

用語意味
業況判断DI景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた値
ISM製造業景況指数米国の製造業の購買担当者へのアンケートから算出する景況指数。50が景気の拡大・縮小の境目とされる
寄与度個別銘柄の値動きが、日経平均全体をどれだけ押し上げ(押し下げ)たかを示す値
米雇用統計米労働省が毎月発表する雇用の統計。非農業部門雇用者数や失業率が注目される

今日のまとめ

  1. 1日の日経平均は2,203円高の68,956円72銭。ただしTOPIXは0.57%高にとどまり、上昇は半導体関連に偏りました。
  2. 日銀短観は大企業製造業+24と6期連続で改善した一方、非製造業と先行きは悪化しました。
  3. 当サイトの指数は日本42・米国28。日米差は+14と、8月12日以降で最大です。
  4. きょうは米9月の雇用統計。日本株の指数は、素値が約44以上なら「中立」に入る計算です。
出典:日経平均 大引け 続急伸(株探ニュース、10/1)/日経平均は大幅続伸・寄り付き概況(財経新聞・フィスコ、10/1)/東証続伸、終値は2203円高(共同通信・デイリースポーツ、10/1)/日経平均サマリー(OANDA、10/1)/日経平均、一時1000円超上昇(読売新聞、10/1)/日銀短観 9月調査の結果(OANDA、10/1)/2026年9月日銀短観(大和総研、10/1)/製造業景況感、6期連続改善(時事通信、10/1)/米国株、ダウ反発し20ドル高(日本経済新聞・NQN、10/2)/米国ISM製造業景況指数(Investing.com)/海外市場の注目ポイント・本日の見通し(みんかぶ、10/1)/当サイトの恐怖と強欲指数(2026年10月2日 08:09更新)/CNN Business(Fear & Greed Index)。数値は各社の公表時点のもので、後日修正される場合があります。

本記事は公開情報と当サイトの算出データに基づく情報提供であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。

#恐怖と強欲指数#日経平均#日銀短観#アドバンテスト#半導体株#米雇用統計#ISM製造業#朝の市況#市況ブログ#Fear & Greed Index Japan

ブログ一覧へ戻る

ご利用にあたっての注意 本サイトの情報は、投資家心理を数値化した参考情報であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。指数は過去のデータに基づく参考値で、将来の値動きを予測・保証するものではありません。掲載データの正確性には努めていますが、遅延・誤り・欠落が生じる場合があります。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。