3連休明けの東京市場、夜間先物は68,380円に下落
恐怖と強欲指数 日本59・米国46(10月13日朝)|Fear & Greed Index Japan
日米差(日本−米国):+13(日本株が上) 日本株の指数は、13日の取引が終わると3連休明け最初の値に更新されます。
きょう10月13日(火)は、3連休明けの最初の取引日です。連休中の12日の米国市場は、ダウ平均が195ドル高だった一方、ナスダックは120ポイント安とまちまちでした。サウジアラビアの首都リヤドの空港が攻撃を受けて原油先物は93ドル台に上がり、半導体株も売られています。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は68,380円となり、9日の日経平均の終値(69,030円92銭)を約650円下回りました。この記事では、連休中の米国市場と中東情勢、当サイトの恐怖と強欲指数の現在地、13日の見どころを整理します。
掲載日:2026年10月13日(火)朝|日本株の指数は9日の終値、米国株の指数は12日の米国市場の終値にもとづく値です。今週の予定の全体像は10月12日の「今週の見通し」をご覧ください。
この記事のポイント
- 12日の米国市場はダウ平均195.60ドル高、ナスダック120.27ポイント安。半導体株が売られ、SOX指数は2.67%安でした。
- フーシ派によるリヤドの空港への攻撃で、WTI原油先物は93.22ドル(+2.62%)に上昇しました。
- 夜間の日経平均先物は68,380円。ドル円は158円75銭前後と円安水準です。
- 米国株の指数は45から46へ。日本株の指数が13日に「強欲」を保つには、素値が約50以上必要です。
① 連休中の米国市場:ダウは上昇、ハイテク株は下落
表1:連休中の米国市場(フィスコ・みんかぶ・OANDA)
| 項目 | 9日(金) | 12日(月) |
|---|---|---|
| ダウ平均 | 51,654.95ドル +423.31 | 51,850.55ドル +195.60(+0.38%) |
| ナスダック総合 | 27,366.17 +172.83 | 27,245.90 −120.27(−0.44%) |
| ナスダック100 | — | 30,664.70 −218.45(−0.71%) |
| WTI原油先物(11月限) | — | 93.22ドル +2.38(+2.62%) |
| ドル円 | 158円32銭前後 米指標の発表後 | 158円75銭前後 |
フィスコによると、12日は早期利上げ観測の後退を背景にダウ平均が上がりました。一方、著名な空売り投資家がハイテク業種の投資判断を引き下げたことをきっかけに、ナスダックは終日軟調でした。OANDAによると、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は大きく下げて10月の安値を下回り、ナスダック100の構成銘柄の半数以上が下落しています。個別では、新しいAIエージェントを発表したメタ・プラットフォームズが3.37%高となった一方、インテルは3.19%安でした。
米国債券市場は12日がコロンブス・デーで休場でしたが、株式市場は通常どおり取引されています。米10年債利回りは、債券市場が休場だったため5.238%前後で横ばいでした(みんかぶ、日本時間13日4時台)。
② 中東情勢と原油高:WTIは一時94ドル台
フィスコによると、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの首都リヤドの主要空港を攻撃しました。ロシアとウクライナの緊張の高まりも重なり、原油の供給不足への懸念から、WTI原油先物は一時94.35ドルまで上がりました。OANDAによると、トランプ米大統領はサウジアラビアとの共同の軍事行動を検討していると述べています。原油高は物価の上振れを通じて利上げ観測を強める方向に働き、ドルが買われる要因にもなりました。
先週は、トランプ大統領が中間選挙前のイラン攻撃を否定したことで中東への警戒がいったん和らいでいました。連休中に再び緊張が高まったことで、14日の米9月CPIを前に、原油価格とインフレの関係があらためて意識されそうです。
③ 夜間先物は68,380円、為替は158円台後半の円安
表2:13日朝の先物と為替(日本経済新聞・みんかぶ・フィスコ)
| 項目 | 水準 | メモ |
|---|---|---|
| 日経平均(9日終値) | 69,030.92円 | 比較の基準 |
| 日経平均先物(大阪・夜間取引) | 68,380円 | 日中取引の終値比−1,090円。9日の日経平均の終値を約650円下回る |
| シカゴ日経平均先物 | 68,410円 | 大阪の取引終了時点比−1,060円(日本時間13日4時台) |
| ドル円 | 158円75銭前後 | 9日夜の158円32銭前後から円安方向 |
先物の水準を見ると、13日の東京市場は9日の終値を下回って始まる可能性があります。先週の日経平均は、9日に一時68,150円まで下げた後、下げ渋っていました。その水準を保てるかが、連休明けの最初の見どころです。ただし、円安が進んでいる点は、輸出関連株と当サイトの指数の「為替(円)」の両方を支える材料になります。
④ 当サイトの指数:米国は46、日本は59のまま
表3:米国株の指数の7つの内訳の変化
| 米国株の指標(CNN公表値) | 9日 | 12日 | 12日の区分 |
|---|---|---|---|
| 市場モメンタム | 73 | 70 | 強欲 |
| 株価の強さ | 5 | 8 | 極度の恐怖 |
| 株価の幅 | 3 | 4 | 極度の恐怖 |
| プット/コール | 35 | 35 | 恐怖 |
| 市場の変動性 | 50 | 50 | 中立 |
| ジャンクボンド需要 | 88 | 85 | 極度の強欲 |
| 安全資産への需要 | 61 | 69 | 強欲 |
米国株の指数は45から46とほぼ横ばいで、「中立」の区分にあります。「安全資産への需要」が61から69に上がった一方、「市場モメンタム」は73から70に下がりました。「株価の強さ」(8)と「株価の幅」(4)は低いままで、上がる銘柄が限られる状態が続いています。
表4:13日の素値と、表示される指数の関係(概算)
| 13日の素値 | 13日に表示される指数(3営業日の平均) | 区分 |
|---|---|---|
| 10 | 41 | 恐怖 |
| 20 | 45 | 中立 |
| 35 | 50 | 中立 |
| 50 | 55 | 強欲 |
| 65 | 60 | 強欲 |
| 80 | 65 | 強欲 |
日本株の指数は12日が休場だったため、9日の59のままです。13日の指数は8日・9日・13日の3営業日の平均で、平均から7日の素値(約64)が外れます。「強欲」を保つには13日の素値が約50以上、「中立」以上にとどまるには約20以上が目安です。株価が下がると「株価の強さ」や「短期の過熱感」の点数は下がりやすくなりますが、円安は「為替(円)」の点数を支えます。素値は概算のため、境目の前後では1ポイントずれることがあります。
⑤ きょう10月13日(火)の見どころ
表5:13日の見どころ(フィスコ・ダイヤモンド・ザイ)
| 時間(日本時間) | 項目 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 8:50 | 9月の企業物価指数 | 原油高と円安が企業間の物価に与える影響 |
| 寄り付き | 連休明けの東京市場 | 夜間先物68,380円。9日の安値(68,150円)を保てるか |
| 日中 | IMF世界経済見通し | 日本の成長率見通し |
| 16:45 | ウォラーFRB理事の発言 | 利上げに関する見方 |
| 19:00ごろ・20:00ごろ | JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスの決算 | 米国の決算シーズンの始まり |
| 23:00 | 米9月の中古住宅販売件数 | 高金利の住宅市場への影響 |
連休中に原油先物が93ドル台まで上がりました。原油高は、ガソリン代だけでなく、運送費やプラスチックの包装資材など、身近なモノの値段にもじわじわ響いてきます。
流通の現場では、秋は年末の贈答品の準備が本格化する時期です。仕入れ先から運賃や資材の値上げの連絡が届くと、取引先への見積もりをどこまで見直すか、毎年のように悩みます。原油価格のニュースは、そうした現場の値決めに少し遅れて効いてくるものです。
相場では、原油高が物価と利上げ観測を通じて株価に影響します。14日の米CPIを控え、まずは連休明けの東京市場が先物の水準からどう動くかを見ていきたいと思います。
※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。
⑥ 用語ミニ解説
表6:この記事に出てきた用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 夜間取引(ナイト・セッション) | 大阪取引所の先物の、日中取引の後に行われる取引。翌日の東京市場の寄り付きの目安として見られる |
| SOX指数 | フィラデルフィア半導体株指数。米国の主な半導体関連銘柄で構成され、日本の半導体関連株の動きにも影響する |
| 企業物価指数 | 企業どうしで取引されるモノの価格の動きを示す日銀の統計。消費者物価の先行きを見る手がかりになる |
| 日次の素値 | 当サイトの用語。3営業日の平均をとる前の、その日だけの指数の値 |
今日のまとめ
- 12日の米国市場はダウ195ドル高、ナスダック120ポイント安。半導体株が売られました。
- リヤドの空港への攻撃でWTI原油先物は93.22ドルに上昇しました。
- 夜間の日経平均先物は68,380円。9日の終値を約650円下回っています。
- 当サイトの指数は日本59・米国46。13日に「強欲」を保つ目安は素値が約50以上です。
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