日経平均は続落、恐怖と強欲指数は20で「極度の恐怖」9営業日目
きょうは休場、米中間選挙を前に原油が急落(11月3日)|Fear & Greed Index Japan
日米差(日本−米国):−3(米国株が上) 日本株の指数は前営業日と同じ20。「極度の恐怖」の区分は10月21日から9営業日続いています。日米差は−3です。
2日(月)の日経平均は、前週末比208円25銭安の63,081円86銭と続落しました。決算を受けたキオクシアホールディングスの急落が重荷となり、後場に一時プラスに転じたものの、安値圏で終えています。同じ日の米国市場では、原油先物が6%を超えて下がり、ダウ平均は反発した一方、ナスダック総合指数は続落しました。取引終了後に決算を発表したアップルは、時間外で小幅に下げています。当サイトの日本株の恐怖と強欲指数は20で、前営業日と同じ水準です。米国株の指数は26から23に下がりました。きょう3日は文化の日で東京市場は休場、米国では中間選挙の投票が行われます。この記事では、2日の日米の市場と指数の内訳を整理し、休場明けの4日に向けた見どころをまとめます。
掲載日:2026年11月3日(火)朝|日本株の指数は2日の終値、米国株の指数は2日の米国市場の終値にもとづく値です。指数の6つの内訳の読み方はこちらの解説をご覧ください。
この記事のポイント
- 2日の日経平均は208円25銭安の63,081円86銭。キオクシアが約16%安で、1銘柄で指数を約150円押し下げました。
- 一方で、好決算の東京エレクトロンは指数を約248円押し上げ、相場を支えました。
- 米国では原油先物(WTI)が6.18%安。ダウは213ドル高、ナスダックは272ポイント安とまちまちでした。
- 当サイトの日本株の指数は20。休場明けの4日に「恐怖」へ戻るには、素値が約36以上必要です。
① 2日(月)の東京市場:キオクシア急落で続落
表1:11月2日の日本市場の主な数値(OANDA証券・財経新聞)
| 指標 | 水準 | メモ |
|---|---|---|
| 日経平均(取引時間中) | 一時62,700円台 | 寄り付き直後に下げ幅500円超。後場は一時300円超高 |
| 日経平均(終値) | 63,081.86円 | −208.25円(−0.33%)。続落 |
| TOPIX(終値) | 3,930.28 | −34.79(−0.88%) |
| 東証プライムの売買代金 | 約7兆6,400億円 | 概算 |
| 日経平均の構成銘柄 | 値上がり89・値下がり135 | 変わらず1 |
表2:2日に日経平均を大きく動かした銘柄(財経新聞・OANDA証券)
| 銘柄 | 2日の動き | 日経平均への寄与 |
|---|---|---|
| キオクシアHD | −2,125円の11,345円(約−16%)。10〜12月期の見通しが市場の期待に届かず | 約−150円 |
| リクルートHD | −1,230円の17,970円(約−6%) | 約−124円 |
| 東京エレクトロン | 好決算を受けて大幅高 | 約+248円 |
| アドバンテスト | 上昇 | 約+196円 |
同じ半導体・AI関連でも、決算の中身で明暗が分かれました。キオクシアは大幅増益の見通しを示しましたが、市場の期待が高すぎたため売られ、東京エレクトロンは好決算が評価されて買われています。業種別では、ガラス・土石製品、食料品、電気・ガスが上がり、倉庫・運輸関連、サービス、精密機器が下がりました。パナソニックHDは上方修正と増配を受けて大きく上がっています。
② 当サイトの指数:20で横ばい
表3:3営業日の平均の入れ替わり
| 3営業日の組み合わせ | 素値(概算) | 平均(表示される指数) | |
|---|---|---|---|
| 10月30日の指数 | 28日・29日・30日 | 20・21・18 | 20 |
| 11月2日の指数 | 29日・30日・2日 | 21・18・19 | 20 |
表4:日本株の指数を構成する6指標(2日終値時点)
| 指標 | 2日の実測値 | 過去1年の中央値 | 点数(3日平均) |
|---|---|---|---|
| 市場モメンタム 125日移動平均線との乖離率 | −3.96% | +11.91% | 2 極度の恐怖 |
| 変動性 20日変動率(年率) | 27.70% | 27.87% | 47 中立 |
| 株価の強さ 20営業日の騰落率 | −5.61% | +2.92% | 8 極度の恐怖 |
| 短期の過熱感 RSI(14日) | 41.62 | 55.49 | 13 極度の恐怖 |
| 為替(円) ドル円の20営業日の変化 | −0.02% | +0.76% | 37 恐怖 |
| 安全資産への選好 株と国債の20営業日の騰落率の差(pt) | −9.91 | +4.47 | 5 極度の恐怖 |
2日の素値は約19で、前営業日(約18)とほぼ同じでした。「変動性」の点数は47まで上がり、値動きの荒さは過去1年の中央値に近い水準まで落ち着いています。一方、「安全資産への選好」は5、「株価の強さ」は8と低いままです。値動きは落ち着いてきたものの、株価の水準が戻らない状態が続いています。
表5:休場明け4日の素値と、表示される指数の関係(概算)
| 4日の素値 | 4日に表示される指数(3営業日の平均) | 区分 |
|---|---|---|
| 5 | 14 | 極度の恐怖 |
| 10 | 16 | 極度の恐怖 |
| 21 | 20 | 極度の恐怖 |
| 36 | 25 | 恐怖 |
| 50 | 29 | 恐怖 |
休場明け4日の指数は、10月30日・11月2日・4日の3営業日の平均です。平均から29日(約21)が外れるため、「恐怖」の区分に戻るには4日の素値が約36以上必要です。素値が約21を下回ると、表示は20から下がります。素値は概算のため、境目の前後では1ポイントずれることがあります。
③ 2日(月)の米国市場:原油安でダウは反発、ナスダックは続落
表6:2日の米国市場(財経新聞・日本経済新聞)
| 項目 | 2日(米国時間) | メモ |
|---|---|---|
| ダウ平均 | 51,983.98ドル +213.67 | 反発 |
| ナスダック総合 | 25,164.32 −272.68 | 続落 |
| WTI原油先物(12月限) | 95.97ドル −6.32(−6.18%) | 米国とイランの外交交渉への期待 |
| ドル円 | 157円93銭 | — |
| インテル | 59.97ドル −8.80% | 決算後の売りが続く |
財経新聞によると、ISM製造業景況指数が予想外に上がったことや、原油安、長期金利の低下が好感され、ダウは一時500ドルを超えて上がりました。ただ、AI分野への巨大投資への懸念は残り、ハイテク株は終盤に売られて、ナスダックは下げに転じています。原油は、米国とイランの外交交渉への期待から大きく下がりました(日本経済新聞)。
表7:アップルの7〜9月期決算(iPhone Mania・hashout・共同通信)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上高(7〜9月期) | 1,144.77億ドル(前年同期比11.7%増)。7〜9月期として過去最高 |
| iPhoneの売上高 | 575.83億ドル(17.5%増)。7〜9月期として過去最高 |
| 地域別 | 中華圏は21.0%増。日本は1.4%減と、地域別で唯一の減収 |
| 株価の反応 | 時間外で約1%安。中華圏の売上が市場予想に届かなかったことなどが重荷 |
表8:米国株の指数の7つの内訳の変化
| 米国株の指標(CNN公表値) | 10月30日 | 11月2日 | 2日の区分 |
|---|---|---|---|
| 市場モメンタム | 15 | 13 | 極度の恐怖 |
| 株価の強さ | 32 | 34 | 恐怖 |
| 株価の幅 | 37 | 41 | 恐怖 |
| プット/コール | 28 | 20 | 極度の恐怖 |
| 市場の変動性 | 26 | 12 | 極度の恐怖 |
| ジャンクボンド需要 | 43 | 36 | 恐怖 |
| 安全資産への需要 | 2 | 2 | 極度の恐怖 |
米国株の指数は26から23に下がりました。「市場の変動性」が26から12に、「プット/コール」が28から20に下がり、選挙を前に値動きへの警戒や、下落に備える動きが強まっています。
④ 休場明けまでの見どころ
表9:休場明けまでの見どころ(ダイヤモンド・ザイ、外為どっとコムほか)
| 日時(日本時間) | 項目 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 3日(火) | 東京市場は休場(文化の日) | 日本株の指数は更新されません |
| 3日(米国時間) | 米中間選挙の投票 | 連邦議会の上院・下院の勢力。結果の判明は日本時間4日以降 |
| 4日(水)早朝 | AMDの決算 | AI・半導体株の流れが続くか |
| 4日(水) | 休場明けの東京市場 | 選挙結果、AMD決算、ドル円をまとめて織り込む |
| 4日(水)夜 | 米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数 | 6日の雇用統計の前哨戦 |
中間選挙の結果は、日本時間4日の朝から日中にかけて少しずつ明らかになる見込みです。東京市場は3日が休みのため、選挙の結果と、その間の米国株や為替の動きを4日にまとめて織り込むことになります。当サイトでは、休場明けの4日朝に、2日の米国市場から選挙の途中経過までを整理してお届けする予定です。
2日は、同じ半導体関連でも、キオクシアが指数を約150円押し下げ、東京エレクトロンが約248円押し上げました。業界でひとくくりにせず、1社ずつの数字を見る大切さを感じます。
法人営業でも、同じ業界の取引先が同じ動きをするとは限りません。予算が減る会社もあれば、増やす会社もあり、その違いはたいてい決算の数字に表れていました。
きょうは東京市場がお休みです。米国の選挙の結果は、休み明けの朝にまとめてお伝えします。
※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。
⑤ 用語ミニ解説
表10:この記事に出てきた用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 寄与度 | ある銘柄の値動きが、日経平均を何円動かしたかを表す数値 |
| 中間選挙 | 米国で大統領選挙の2年後に行われる、連邦議会の上院・下院などの選挙 |
| WTI | 米国産の代表的な原油の先物価格。世界の原油価格の目安になる |
| プット/コール | 下落に備えるオプション(プット)と、上昇を見込むオプション(コール)の取引量の比率 |
今日のまとめ
- 2日の日経平均は208円安で続落。キオクシアが約16%下げました。
- 米国は原油が6%超下げ、ダウは反発、ナスダックは続落でした。
- アップルは過去最高の売上でも、時間外で小幅安でした。
- 当サイトの日本株の指数は20。きょうは休場で、米中間選挙の投票日です。
本記事は公開情報と当サイトの算出データに基づく情報提供であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。