日経平均は続落スタート、恐怖と強欲指数は取引時間中に15
今週はFOMC・日銀会合と米大手ハイテク決算(10月26日)|Fear & Greed Index Japan
日米差(日本−米国):−6(米国株が上) 日本株の「前日」は23日の終値時点の値です。日本株の指数は、26日の取引終了後に確定します。
26日(月)の日経平均は、前週末比243円安の62,449円96銭で取引を始めました。先週末の米国市場でダウ平均が652ドル安となった流れを受けています。当サイトの日本株の恐怖と強欲指数は、取引時間中の9時20分時点で15と、10月21日から続く「極度の恐怖」の中でさらに下がっています。今週は、28日(米国時間)のFOMC、マイクロソフトとアルファベットの決算、29日のアマゾンの決算、30日の日銀会合と、相場の方向を左右する予定が続きます。この記事では、26日の取引時間中の指数を確認し、今週の見通しを日ごとに整理します。
掲載日:2026年10月26日(月)朝|日本株の指数は26日9時20分時点の取引時間中の値で、取引終了後に変わります。為替のデータの見直しにより、過去の指数の一部が1〜3ポイント修正されています(例:22日は20→19、23日は18→17)。区分はいずれも変わっていません。これまでの記事の数値は、それぞれの掲載時点のものです。
この記事のポイント
- 26日の日経平均は243円20銭安の62,449円96銭で寄り付きました。
- 当サイトの日本株の指数は取引時間中に15。「極度の恐怖」は4営業日目です。
- 今週はFOMC(日本時間29日未明)、マイクロソフト・アルファベット(29日朝)とアマゾン(30日朝)の決算、日銀会合(30日)が続きます。
- 26日の終値で「恐怖」の区分に戻るには、素値が約45以上必要です。
① 26日(月)の東京市場(取引時間中)
表1:26日の寄り付き前後の主な数値(ダイヤモンド・ザイ・フィスコ)
| 項目 | 水準 | メモ |
|---|---|---|
| 日経平均(23日の終値) | 62,693.16円 | 比較の基準 |
| シカゴ日経平均先物(23日) | 62,640円 | 大阪の取引終了時点比−270円 |
| 日経平均(始値) | 62,449.96円 | 前週末比−243.20円 |
| SOX指数(23日) | 10,779.46 | +47.49 |
先週末の米国市場は、AI関連株の売りは一服したものの、景気の影響を受けやすい資本財や金融株が売られ、ダウ平均が652ドル安でした。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は小幅に上がっています。26日の東京市場はこうした流れを受けて続落で始まり、寄り付き後に下げ幅を400円超に広げる場面もありました(株探)。
表2:3営業日の平均の入れ替わり(26日は取引時間中の値)
| 3営業日の組み合わせ | 素値(概算) | 平均(表示される指数) | |
|---|---|---|---|
| 23日の指数(終値時点) | 21日・22日・23日 | 22・15・14 | 17 |
| 26日の指数(9時20分時点) | 22日・23日・26日 | 15・14・15 | 15 |
表3:日本株の指数を構成する6指標(26日9時20分時点)
| 指標 | 実測値(9時20分) | 過去1年の中央値 | 点数(3日平均) |
|---|---|---|---|
| 市場モメンタム 125日移動平均線との乖離率 | −5.12% | +12.16% | 0 極度の恐怖 |
| 変動性 20日変動率(年率) | 29.29% | 27.67% | 39 恐怖 |
| 株価の強さ 20営業日の騰落率 | −4.56% | +3.34% | 11 極度の恐怖 |
| 短期の過熱感 RSI(14日) | 34.81 | 55.83 | 1 極度の恐怖 |
| 為替(円) ドル円の20営業日の変化 | −0.25% | +0.84% | 22 極度の恐怖 |
| 安全資産への選好 株と国債の20営業日の騰落率の差(pt) | −6.69 | +4.65 | 9 極度の恐怖 |
日経平均は125日移動平均線を5.12%下回り、過去1年で最も大きな下方乖離をさらに更新しています。RSIは34.81と、過去1年の最低(34.58)とほぼ同じ水準です。6つのうち5つの指標が「極度の恐怖」の区分にあり、「変動性」(39)だけが「恐怖」の区分にとどまっています。
表4:26日の素値と、終値時点の指数の関係(概算)
| 26日の素値 | 26日の終値時点の指数(3営業日の平均) | 区分 |
|---|---|---|
| 5 | 11 | 極度の恐怖 |
| 15 | 15 | 極度の恐怖 |
| 30 | 20 | 極度の恐怖 |
| 45 | 25 | 恐怖 |
| 60 | 30 | 恐怖 |
26日の終値時点の指数は、22日・23日・26日の3営業日の平均です。22日と23日の素値が約15と約14と低いため、「恐怖」の区分に戻るには26日の素値が約45以上必要です。大きく反発しない限り、26日も「極度の恐怖」で終える可能性が高い計算です。素値は概算のため、境目の前後では1ポイントずれることがあります。
② 過去の「極度の恐怖」と比べると
表5:直近の日本株の指数(データ見直し後の値)
| 日付 | 日本株の指数(終値時点) | 区分 |
|---|---|---|
| 10/16(金) | 33 | 恐怖 |
| 10/19(月) | 26 | 恐怖 |
| 10/20(火) | 25 | 恐怖 |
| 10/21(水) | 23 | 極度の恐怖 |
| 10/22(木) | 19 | 極度の恐怖 |
| 10/23(金) | 17 | 極度の恐怖 |
| 10/26(月) | 15(9時20分時点) | 極度の恐怖 |
10月24日のデータ分析の記事では、2018年5月以降の約8年間で「極度の恐怖」の局面が37回あり、1回の平均の長さは8.5営業日だったことを紹介しました。今回は21日に始まり、26日で4営業日目です。過去の平均と比べると、まだ半分ほどの長さです。ただし、局面ごとの長さや、その後の値動きは大きく異なります。過去の統計は、あくまで参考の1つとしてご覧ください。
③ 今週(10月26日〜30日)の見通し
表6:今週の主な予定(フィスコ・ビジネス+IT・外為どっとコム)
| 日本時間 | 主な予定 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 26日(月) | 8月の景気動向指数、独10月IFO景況感指数 | 国内外の景気の現状 |
| 27日(火) | 10月の月例経済報告 米9月の耐久財受注・新築住宅販売、10月の消費者信頼感指数 | 米国の設備投資と消費者心理 |
| 29日(木)未明 | FOMCの結果発表、ウォーシュFRB議長の記者会見 | 据え置きが有力。12月の利上げの手がかり |
| 29日(木)朝 | マイクロソフト、アルファベットの決算 | AI投資の回収とクラウド事業の伸び |
| 29日(木) | ECBの政策金利発表 米7〜9月期GDP、9月のPCE価格指数 | 米国の景気と物価 |
| 30日(金)朝 | アマゾンの決算 | クラウド(AWS)の需要と設備投資 |
| 30日(金) | 日銀会合の結果発表、植田総裁の記者会見 10月の東京都区部CPI、9月の失業率・鉱工業生産 | 据え置きが予想。物価見通しと12月の利上げの手がかり |
外為どっとコムによると、CMEのフェドウオッチでFOMCの金利据え置きの確率は90%を超えています。日銀会合も据え置きが予想されていますが、フィスコは2027年度の物価見通しの引き上げと、12月の利上げの可能性に注目が集まるとみています。ビジネス+ITは、マイクロソフト、アルファベット、アマゾンの決算について、AI投資が利益に結びつき始めているかが最大の焦点だと伝えています。先週のメタの決算が相場の重荷になっただけに、今週の3社の内容と株価の反応は、日本の半導体・AI関連株にも大きく影響しそうです。
表7:日経平均の今週の見通し
| 見方 | 内容(出典) |
|---|---|
| 今週の予想レンジ | 61,500〜65,000円(フィスコ) |
| 意識される水準 | 62,000円を保てるか。6万円割れへの警戒も(外為どっとコム) |
今週は、FOMC、米大手ハイテク企業の決算、日銀会合が、わずか3日の間に集中します。当サイトの指数が「極度の恐怖」にあるなかで迎える、大事な1週間です。
法人営業でも、決算期末や大口の入札が同じ週に重なると、どれか1つの結果で全体の見通しが大きく変わることがあります。そういうときは、結果を予想して先回りするより、それぞれの結果が出た時点で数字を確認し、落ち着いて次の手を考えるようにしていました。
当サイトでも、毎朝その時点の数字をお伝えしていきます。
※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。
④ 用語ミニ解説
表8:この記事に出てきた用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| FOMC | 米連邦公開市場委員会。米国の政策金利を決める会合で、年8回開かれる |
| フェドウオッチ | 米CMEグループが公表する、金利先物の価格から計算したFOMCの結果の予想確率 |
| ハイパースケーラー | マイクロソフト、アルファベット、アマゾンなど、巨大なデータセンターを運営するクラウド企業 |
| 日次の素値 | 当サイトの用語。3営業日の平均をとる前の、その日だけの指数の値 |
今日のまとめ
- 26日の日経平均は243円安で寄り付き、続落で始まりました。
- 当サイトの日本株の指数は取引時間中に15。「極度の恐怖」は4営業日目です。
- 今週はFOMC、米大手ハイテク3社の決算、日銀会合が続きます。
- 過去の「極度の恐怖」の平均の長さは8.5営業日でした(当サイトの統計)。
本記事は公開情報と当サイトの算出データに基づく情報提供であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。