日経平均は続落スタート、恐怖と強欲指数は取引時間中に20
今週は米中間選挙と雇用統計、3日は休場(11月2日)|Fear & Greed Index Japan
日米差(日本−米国):−6(米国株が上) 日本株の「前日」は10月30日の終値時点の値です。日本株の指数は、2日の取引終了後に確定します。
週明け2日(月)の東京市場は、売りが先行して始まりました。財経新聞によると、日経平均は9時5分時点で前週末比395円安です。先週末30日の米国市場で、ナスダック総合指数が2.86%、半導体株の指数(SOX)が7.20%下がった流れを受けています。当サイトの日本株の恐怖と強欲指数は、取引時間中の値で20と、前週末と同じ水準です。「極度の恐怖」の区分は、このまま終われば9営業日目になります。この記事では、週明けの値動きと指数の内訳を確認し、3日の米中間選挙(東京市場は休場)、6日の米雇用統計が控える今週の見通しを整理します。
掲載日:2026年11月2日(月)朝|日本株の指数は取引時間中(9時16分時点)の暫定値で、取引終了後に変わります。先週1週間の動きは週間まとめ、指数の6つの内訳の読み方はこちらの解説をご覧ください。
この記事のポイント
- 日経平均は9時5分時点で395円安。先週末の米国の半導体株指数(SOX)は7.20%安でした。
- キオクシアは10〜12月期に純利益15倍を見込むものの、市場の期待には届かず、夜間の取引で一時7%超下げました。
- 今週は3日に米中間選挙(東京は文化の日で休場)、6日に米10月の雇用統計。国内では決算発表が本格化します。
- 当サイトの日本株の指数は取引時間中に20。2日の確定値が「恐怖」に戻るには、素値が約34以上必要です。
① 週明けの東京市場:米半導体株安を受けて売り先行
表1:週明けの東京市場の主な数値(OANDA証券・みんかぶ・財経新聞)
| 項目 | 水準 | メモ |
|---|---|---|
| 日経平均(10月30日終値) | 63,290.11円 | −1,369.36円。4日ぶりの大幅反落 |
| CME日経平均先物(30日) | 62,690円 | 大阪の終値比−800円 |
| 日経平均(2日 9時5分) | 前週末比395円安 | 寄り付き後はもみ合い |
| ドル円(2日 7時15分) | 157円46銭付近 | 30日は一時156円96銭まで円高 |
財経新聞によると、先週末の米国市場の大幅安と、米中間選挙を前にした様子見から、積極的な買いは控えられています。一方で、先週のFOMCと日銀会合を通過した安心感や、大きく下げたあとの押し目買い、好決算の銘柄への買いも入りやすく、寄り付き後はもみ合いとなっています。
表2:30日に発表されたキオクシアの決算(日本経済新聞・みんかぶ・株探ほか)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 10〜12月期の純利益の見通し | 前年同期の約15倍の1兆3,600億円(日本経済新聞) |
| 市場の期待 | 決算前の市場予想は約18倍で、ハードルが高かった(日経ヴェリタス) |
| 株主還元 | 中間配当90円を新たに実施 |
| 株価の反応 | 30日の夜間取引(PTS)で一時7%超安 |
キオクシアは記憶装置(NAND型フラッシュメモリー)の大手で、AI向けの需要を背景に先週も大きく買われていました。利益は大きく伸びる見通しですが、市場の期待がそれを上回っていたことになります。先週の米大手ハイテクと同じく、「伸びているか」より「期待を超えたか」が厳しく問われる相場が続いています。
② 当サイトの指数:取引時間中は20
表3:表示される指数の内訳(3営業日の平均)
| 日付 | 日次の素値(概算) | メモ |
|---|---|---|
| 10月29日(木) | 21 | 確定値 |
| 10月30日(金) | 18 | 確定値(再計算後) |
| 11月2日(月) | 19 | 9時16分時点の暫定値 |
| 3営業日の平均 | 19.6 | 表示される指数は20 |
表4:日本株の指数を構成する6指標(2日9時16分時点)
| 指標 | 2日の実測値(暫定) | 過去1年の中央値 | 点数(3日平均) |
|---|---|---|---|
| 市場モメンタム 125日移動平均線との乖離率 | −4.44% | +11.91% | 2 極度の恐怖 |
| 変動性 20日変動率(年率) | 27.68% | 27.87% | 47 中立 |
| 株価の強さ 20営業日の騰落率 | −5.90% | +2.92% | 8 極度の恐怖 |
| 短期の過熱感 RSI(14日) | 40.51 | 55.49 | 13 極度の恐怖 |
| 為替(円) ドル円の20営業日の変化 | +0.03% | +0.76% | 38 恐怖 |
| 安全資産への選好 株と国債の20営業日の騰落率の差(pt) | −9.52 | +4.47 | 5 極度の恐怖 |
6つのうち4つ(市場モメンタム、株価の強さ、短期の過熱感、安全資産への選好)が「極度の恐怖」の区分です。「安全資産への選好」は、株と国債の20営業日の騰落率の差が−9.52ポイントと、過去1年の最低(−11.71)に近い水準が続いています。一方、「変動性」の点数は47まで上がり、値動きの荒さは過去1年の中央値に近いところまで落ち着いてきました。
表5:2日の素値と、確定する指数の関係(概算)
| 2日の素値(確定) | 2日に確定する指数(3営業日の平均) | 区分 |
|---|---|---|
| 5 | 15 | 極度の恐怖 |
| 10 | 17 | 極度の恐怖 |
| 19 | 20 | 極度の恐怖 |
| 34 | 25 | 恐怖 |
| 50 | 30 | 恐怖 |
2日の確定値は、10月29日・30日・11月2日の3営業日の平均です。「恐怖」の区分に戻るには、2日の素値が約34以上必要で、現在の暫定値(約19)からはまだ離れています。素値が約19を下回ると、確定値は20から下がります。素値は概算のため、境目の前後では1ポイントずれることがあります。
データの更新について:最新の再計算で、10月30日の「為替(円)」の点数が25から33に変わりました。30日に表示される指数(20)は変わっていません。
③ 今週(11月2日〜6日)の見通し
表6:今週の主な予定(ダイヤモンド・ザイ、外為どっとコム、OANDA証券)
| 日付 | 主な予定 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 11/2(月) | 米ISM製造業景気指数(日本時間3日0時)、アップル決算(米国時間)、京セラ決算 | ISMは予想54.6(前回54.5) |
| 11/3(火) | 米中間選挙、東京市場は休場(文化の日) | 開票の結果と、ドル円・米国株先物の反応 |
| 11/4(水) | 米ADP雇用統計、米ISM非製造業景気指数、AMD(日本時間早朝)・クアルコム・三菱商事決算 | 休場明けの東京市場が、選挙と半導体株の動きを織り込む |
| 11/5(木) | トヨタ自動車・日本製鉄・任天堂決算、日銀会合の議事要旨 | 国内の大型決算 |
| 11/6(金) | 米10月の雇用統計、三菱重工業決算 | FRBの利上げ観測への影響 |
ダイヤモンド・ザイは、今週の日経平均の予想レンジを61,000〜65,000円としています。最大の材料は3日の米中間選挙です。東京市場は3日が休場のため、選挙結果への反応は4日にまとめて出ることになります。OANDA証券は、日銀の12月の利上げ観測と、FRBの12月の利上げ観測がぶつかっていると指摘しており、6日の雇用統計はドル円の方向を決める材料になりそうです。
先週は大手ハイテクの決算、今週は米中間選挙と雇用統計と、大きな材料が途切れません。しかも今週は火曜日が休みで、選挙の結果を見られないまま水曜日の取引を迎えます。
法人営業でも、連休の間に取引先の方針が変わり、休み明けに一度に対応することがありました。そんなときは、休み前に「こうなったらこうする」という場合分けを用意しておくと、慌てずに済みました。
指数は「極度の恐怖」が続いていますが、日々の数字に振り回されず、今週も落ち着いて追っていきます。
※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。
④ 用語ミニ解説
表7:この記事に出てきた用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| SOX指数 | 米フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数。半導体関連の主要な銘柄で構成される |
| PTS | 取引所の外で株を売買できる私設の取引システム。夜間にも取引できる |
| ISM製造業景気指数 | 米供給管理協会が公表する、製造業の景況感を表す指数。50を上回ると景気拡大を示す |
| 取引時間中の指数 | 当サイトの指数を、取引時間中の株価などで計算した暫定値。取引終了後に確定する |
今日のまとめ
- 日経平均は続落で始まり、9時5分時点で395円安です。
- キオクシアは大幅増益の見通しでも、市場の期待に届かず売られました。
- 今週は3日に米中間選挙(東京は休場)、6日に米雇用統計です。
- 当サイトの日本株の指数は取引時間中に20で、「極度の恐怖」の区分です。
本記事は公開情報と当サイトの算出データに基づく情報提供であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。