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日経平均は週間597円高、恐怖と強欲指数は17から20
「極度の恐怖」は8営業日目|週間まとめ(10月26日〜30日)|Fear & Greed Index Japan

2026年10月30日(金)の終値時点|米国株は30日の米国市場の終値時点
日本株日経225ほか(当サイト算出)
20
極度の恐怖▲ 前日比 +1
前日 191週間前 171か月前 38
米国株S&P500基準(CNN Business)
26
恐怖▼ 前日比 −9
前日 351週間前 171か月前 30

日米差(日本−米国):−6(米国株が上) 日本株の指数は1週間で3ポイント上昇。ただし「極度の恐怖」の区分は10月21日から8営業日続いています。日米差は−6です。

10月26日〜30日の日経平均は、週間で596円95銭(0.95%)上がり、63,290円11銭で週を終えました。週間での上昇は3週ぶりです。27日から3日続けて上がり、29日には64,659円まで戻しましたが、30日はインテルの急落を受けて1,369円安と大きく下げています。この1週間は、FOMC、日銀会合、米大手ハイテクの決算が重なり、決算のたびに相場の向きが変わる展開でした。当サイトの日本株の恐怖と強欲指数は17から20に上がりましたが、「極度の恐怖」の区分からは抜け出せていません。この記事では、1週間の動きと指数の内訳、主な出来事を整理し、米中間選挙と米雇用統計が控える来週(11月2日〜6日)の見通しをまとめます。

掲載日:2026年11月1日(日)|日本株の指数は30日の終値、米国株の指数は30日の米国市場の終値にもとづく値です。「極度の恐怖」が続くときの考え方は、過去データの分析と新NISAの積立と恐怖と強欲指数でも解説しています。

この記事のポイント

  • 日経平均は週間596円95銭高(+0.95%)の63,290円11銭。3週ぶりの上昇ですが、30日は1,369円安でした。
  • FOMCは金利を据え置き、日銀も1.25%で据え置き。植田総裁は物価2%目標への到達を「一つの節目」としました。
  • マイクロソフトは評価された一方、アルファベット、アマゾン、インテルの決算は売られ、AI投資への警戒が強まりました。
  • 当サイトの日本株の指数は17から20へ。11月2日に「恐怖」に戻るには、素値が約35以上必要です。

① 今週の日経平均と指数:3日続伸のあと、30日に急反落

表1:10月26日〜30日の日経平均と恐怖と強欲指数(日経平均はOANDA証券・ダイヤモンド・ザイほか、米国の指数はCNN)

日付日経平均(終値)前日比日本の指数米国の指数主な材料
10/26(月)62,189.65−503.5114 極度の恐怖27 恐怖AI・半導体株が売られ3日続落。TOPIXは上昇
10/27(火)63,268.37+1,078.7215 極度の恐怖34 恐怖4日ぶりに反発。値下がり銘柄も多い
10/28(水)63,954.19+685.8217 極度の恐怖36 恐怖続伸もTOPIXは下落。夜にFOMCは据え置き
10/29(木)64,659.47+705.2819 極度の恐怖35 恐怖アドバンテストの上方修正で3日続伸
10/30(金)63,290.11−1,369.3620 極度の恐怖26 恐怖インテル急落で4日ぶりに大幅反落。日銀は据え置き

週の初めの26日は、AI・半導体株への売りが続いて3日続落しました。27日からは買い戻しが入り、3日間で2,469円上がっています。29日はアドバンテストが上方修正を受けて6%上がり、1銘柄で日経平均を約453円押し上げました。この日の東証プライムの売買代金は、TOPIXの銘柄入れ替えに伴う売買もあって約13兆8,600億円に膨らんでいます。

しかし30日は、インテルが10〜12月期の見通しで市場予想を下回り、時間外で急落したことを受けてAI関連株が売られました。日経平均は一時1,900円超下げて62,700円台をつけ、終値は1,369円安の63,290円11銭です。TOPIXも38.21ポイント安の3,965.07でした。一方で、空運や海運、陸運は上がっており、売られたのはAI・半導体関連が中心です。

025507510010/2310/302026━ 日本株(3日平均)━ 米国株(CNN)

② 当サイトの指数:14まで下がってから20へ

表2:日次の素値と表示される指数の推移

日付日次の素値(概算)表示される指数(3営業日の平均)
10/23(金)1417 極度の恐怖
10/26(月)1514 極度の恐怖
10/27(火)1715 極度の恐怖
10/28(水)2017 極度の恐怖
10/29(木)2119 極度の恐怖
10/30(金)1820 極度の恐怖

表示される指数は26日の14を底に、4日続けて上がりました。素値は29日に約21まで戻しましたが、30日は急落を受けて約18に下がっています。それでも30日の表示が20に上がったのは、3営業日の平均から外れた27日の素値(約17)より、30日の素値のほうがわずかに高かったためです。

表3:6指標のその日だけの点数(parts)の1週間の変化

指標10/23(金)10/30(金)1週間の変化
市場モメンタム01+1
変動性3951+12
株価の強さ115−6
短期の過熱感19+8
為替(円)1725+8
安全資産への選好71−6

1週間で上がったのは「変動性」(39→51)、「為替(円)」(17→25)、「短期の過熱感」(1→9)です。「変動性」は値動きが落ち着くほど点数が上がる指標で、20日変動率(年率)は27.74%と、過去1年の中央値(27.87%)とほぼ同じ水準まで下がりました。一方、「株価の強さ」(11→5)と「安全資産への選好」(7→1)は下がりました。株と国債の20営業日の騰落率の差は−9.85ポイントと、過去1年の最低(−11.71)に近づいています。

表4:日本株の指数を構成する6指標(30日終値時点)

指標30日の実測値過去1年の中央値点数(3日平均)
市場モメンタム
125日移動平均線との乖離率
−3.84%+11.92%2 極度の恐怖
変動性
20日変動率(年率)
27.74%27.87%42 恐怖
株価の強さ
20営業日の騰落率
−6.18%+2.97%12 極度の恐怖
短期の過熱感
RSI(14日)
41.8355.5015 極度の恐怖
為替(円)
ドル円の20営業日の変化
−0.54%+0.80%36 恐怖
安全資産への選好
株と国債の20営業日の騰落率の差(pt)
−9.85+4.518 極度の恐怖

データの更新について:最新の再計算で、29日の「為替(円)」の点数が42から41に、「安全資産への選好」が10から12に変わりました。29日に表示される指数(19)は変わっていません。

③ 今週の主な出来事:金融政策と決算

表5:今週の主な出来事(米連邦準備制度理事会・OANDA証券・財経新聞・みんかぶほか)

日付(日本時間)出来事内容と市場の反応
29日朝FOMC政策金利を3.75〜4.00%に据え置き。2人が利上げを主張して反対
29日朝マイクロソフト決算クラウド(アジュール)が48%増。時間外で上昇
29日朝アルファベット決算利益が予想に届かず。29日の通常取引で12%超安
29日夜米7〜9月期GDP・ECBGDPは年率+3.4%で予想を上回る。ECBは金利を据え置き
30日朝アマゾン・インテル決算アマゾンは売上高と1株利益が予想に届かず。インテルは30日の通常取引で約29%安
30日昼日銀会合政策金利を1.25%に据え置き(8対1)。物価は2%目標と「概ね整合的」と判断

日銀の植田総裁は会見で、物価2%目標への到達を「一つの節目」と表現し(日本経済新聞)、次の利上げは「次回会合を含めて判断する」と述べました(共同通信)。12月の会合での利上げを意識させる内容です。30日の米国市場では、ドル円が一時156円台まで円高に振れました(みんかぶ)。米国では、FRBの中に利上げを求める声があり、日本では利上げが近いとみられています。日米の金利の行方は、来週以降も為替と株価の材料になりそうです。

④ 30日の米国市場:ナスダックは2.86%安

表6:30日の米国市場(みんかぶ・財経新聞)

項目30日の終値前日比
ダウ平均51,770.31ドル−572.25(−1.09%)
S&P5007,580.07−140.32(−1.82%)
ナスダック総合25,437.00−747.72(−2.86%)
インテル65.76ドル−28.58%
AMD504.80ドル−10.88%
エヌビディア204.64ドル−4.22%
CME日経平均先物62,690円大阪の終値比−800円

財経新聞によると、ハイテク企業の決算が振るわず、AI分野への巨大投資への警戒が強まりました。ナスダックは一時1,000ポイント超下げています。半導体・同製造装置が売られた一方、エネルギーや不動産は上がりました。CMEの日経平均先物は62,690円と、30日の大阪の終値を800円下回っており、週明けの東京市場は売りが先行する可能性があります。

表7:米国株の指数の7つの内訳の変化

米国株の指標(CNN公表値)29日30日30日の区分
市場モメンタム3515極度の恐怖
株価の強さ3232恐怖
株価の幅3537恐怖
プット/コール3028恐怖
市場の変動性5026恐怖
ジャンクボンド需要5043恐怖
安全資産への需要102極度の恐怖

米国株の指数は35から26に下がりました。「市場の変動性」が50から26に、「市場モメンタム」が35から15に大きく下がり、「安全資産への需要」は2と「極度の恐怖」の水準です。

⑤ 来週(11月2日〜6日)の見通し

表8:来週の主な予定(ダイヤモンド・ザイ、外為どっとコム)

日付主な予定見るポイント
11/2(月)米ISM製造業景気指数、アップル決算(米国時間)、京セラ決算週明けの東京市場が30日の米国株安をどこまで織り込むか
11/3(火)米中間選挙、東京市場は休場(文化の日)開票の結果と、ドル円・米国株先物の反応
11/4(水)米ADP雇用統計、米ISM非製造業景気指数、クアルコム・三菱商事決算休場明けの東京市場で、選挙結果を織り込む
11/5(木)トヨタ自動車・日本製鉄・任天堂決算、日銀会合の議事要旨国内の大型決算
11/6(金)米10月の雇用統計、三菱重工業決算FRBの利上げ観測への影響

ダイヤモンド・ザイは、来週の日経平均の予想レンジを61,000〜65,000円としています。米中間選挙、雇用統計、決算と材料が多く、神経質な展開が予想されます。AMDの決算(日本時間4日早朝)も、AI・半導体株の行方を左右しそうです。

表9:11月2日の素値と、表示される指数の関係(概算)

11/2の素値11/2に表示される指数(3営業日の平均)区分
515極度の恐怖
1016極度の恐怖
2020極度の恐怖
3525恐怖
5030恐怖

11月2日の指数は、29日・30日・11月2日の3営業日の平均です。「恐怖」の区分に戻るには、2日の素値が約35以上必要です。素値が約20を下回ると、表示は20から下がります。素値は概算のため、境目の前後では1ポイントずれることがあります。

運営者のひとことFear & Greed Index Japan 運営事務局

今週は、日経平均が3日で2,469円上がり、1日で1,369円下がりました。週間ではプラスですが、毎日の値動きを追っていた人ほど疲れた1週間だったと思います。

法人営業でも、月末の締めの週は、受注が決まった日と取り消しが入った日で気分が大きく変わります。それでも月の数字を見ると、思ったほど悪くなかったということがよくありました。

来週は火曜日が休場で、その日に米中間選挙があります。日々の値動きだけでなく、週全体の数字も見ながら、落ち着いて追っていきたいと思います。

※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。

⑥ 用語ミニ解説

表10:この記事に出てきた用語

用語意味
中間選挙米国で大統領選挙の2年後に行われる、連邦議会の上院・下院などの選挙
雇用統計米労働省が毎月発表する、雇用者数や失業率などの統計。FRBの政策判断に大きく影響する
上方修正企業が、以前に発表した業績予想を引き上げること
日次の素値当サイトの用語。3営業日の平均をとる前の、その日だけの指数の値

今週のまとめ

  1. 日経平均は週間597円高で3週ぶりに上昇。ただし30日は1,369円安でした。
  2. FOMCと日銀はどちらも金利を据え置き。日銀は物価2%目標への到達を示しました。
  3. 米大手ハイテクの決算は明暗が分かれ、AI投資への警戒が強まりました。
  4. 当サイトの日本株の指数は20。来週は米中間選挙と雇用統計です。
出典:日経平均サマリー(26日〜30日)(OANDA証券)/来週の日経平均株価の予想レンジ(ダイヤモンド・ザイ、10/30)/来週の日経平均見通し(11/2〜11/6)(外為どっとコム、10/30)/ダウ平均、ナスダックとも大幅安 アマゾンとインテルの決算に失望(みんかぶ、10/31)/米国株式市場は続落(財経新聞、10/31)/10月日銀会合の結果とドル円(OANDA証券、10/30)/日銀・植田総裁、物価目標2%に到達「一つの節目」(日本経済新聞、10/30)/利上げ「次回会合含め判断」と日銀総裁(共同通信、10/30)/Federal Reserve issues FOMC statement(米連邦準備制度理事会、10/28)/当サイトの恐怖と強欲指数(2026年10月31日 08:37更新)/CNN Business(Fear & Greed Index)。数値は各社の公表時点のもので、後日修正される場合があります。

本記事は公開情報と当サイトの算出データに基づく情報提供であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。

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