日経平均は503円安で3日続落もTOPIXは上昇、恐怖と強欲指数は15
ダウは反発(10月27日)|Fear & Greed Index Japan
日米差(日本−米国):−12(米国株が上) 日本株の指数は、26日の朝の記事でお伝えした取引時間中の値(15)と同じ水準で確定しました。日米差は−12です。
26日(月)の日経平均は503円安の62,189円65銭と3日続落し、後場の安値で取引を終えました。一方で、TOPIXは小幅に上がり、東証プライムでは値上がり銘柄が値下がり銘柄を上回っています。半導体などAI関連の値がさ株に売りが集中した、先週から続く形の下げです。当サイトの日本株の恐怖と強欲指数は17から15に下がり、「極度の恐怖」は4営業日目となりました。夜間の米国市場では、AI関連株が持ち直してダウ平均が146ドル高と反発しています。この記事では、26日の東京市場、指数の内訳、米国市場を整理し、FOMCが始まるきょう27日の見どころをまとめます。
掲載日:2026年10月27日(火)朝|日本株の指数は26日の終値、米国株の指数は26日の米国市場の終値にもとづく値です。指数の仕組みは恐怖と強欲指数とは?、過去の「極度の恐怖」の統計はデータ分析の記事をご覧ください。
【訂正(10月28日)】掲載当初、「極度の恐怖」の日数を「5営業日目」としていましたが、正しくは「4営業日目」(10月21日・22日・23日・26日)です。おわびして訂正します。
この記事のポイント
- 26日の日経平均は503円51銭安の62,189円65銭で3日続落。一方、TOPIXは7.17ポイント高でした。
- 当サイトの日本株の指数は17から15へ。RSIは34.42と、過去1年の最低を更新しました。
- 夜間はダウ平均146ドル高、ナスダック214ポイント高。米国株の指数は21から27に上がり、「恐怖」の区分に戻りました。
- 27日に「恐怖」の区分に戻るには、素値が約45以上必要です。
① 26日(月)の日本市場:日経平均は3日続落、TOPIXは上昇
表1:10月26日の日本市場の主な数値(OANDA・ダイヤモンド・ザイ)
| 指標 | 水準 | メモ |
|---|---|---|
| 日経平均(始値) | 62,449.96円 | 前週末比−243.20円 |
| 日経平均(取引時間中) | 一時62,900円台 | 一時200円超上昇する場面も |
| 日経平均(終値) | 62,189.65円 | −503.51円(−0.80%)。3日続落、後場の安値で終える |
| TOPIX(終値) | 3,972.98 | +7.17(+0.18%) |
| 東証プライムの売買代金 | 約6兆6,400億円 | 値上がり銘柄が値下がり銘柄を上回る |
OANDAによると、先週末の米国株安を受けて売りが先行した後、一時は200円を超えて上がる場面もありましたが、半導体などAI関連株に売りが続き、引けにかけて下げ幅を広げました。業種別では鉱業、石油・石炭製品、卸売業が上がり、非鉄金属、電気機器、証券・商品先物が下がっています。日経平均が下がる一方でTOPIXが上がるのは、13日にも見られた形で、株価の高い半導体関連の一部の銘柄に売りが集中していることを示しています。
② 当サイトの指数は17から15へ、「極度の恐怖」は4営業日目
表2:3営業日の平均の入れ替わり
| 3営業日の組み合わせ | 素値(概算) | 平均(表示される指数) | |
|---|---|---|---|
| 23日の指数 | 21日・22日・23日 | 22・15・14 | 17 |
| 26日の指数 | 22日・23日・26日 | 15・14・15 | 15 |
表3:日本株の指数を構成する6指標(26日終値時点)
| 指標 | 26日の実測値 | 過去1年の中央値 | 過去1年の範囲 | 点数(3日平均) |
|---|---|---|---|---|
| 市場モメンタム 125日移動平均線との乖離率 | −5.32% | +12.16% | −5.32%〜+26.06% | 0 極度の恐怖 |
| 変動性 20日変動率(年率) | 29.32% | 27.67% | 16.48%〜42.59% | 39 恐怖 |
| 株価の強さ 20営業日の騰落率 | −4.53% | +3.34% | −10.66%〜+12.52% | 11 極度の恐怖 |
| 短期の過熱感 RSI(14日) | 34.42 | 55.83 | 34.42〜75.52 | 1 極度の恐怖 |
| 為替(円) ドル円の20営業日の変化 | −0.06% | +0.84% | −3.64%〜+4.59% | 23 極度の恐怖 |
| 安全資産への選好 株と国債の20営業日の騰落率の差(pt) | −8.41 | +4.65 | −11.71〜+19.17 | 7 極度の恐怖 |
日経平均は125日移動平均線を5.32%下回り、RSIは34.42まで下がって、どちらも過去1年で最も低い値を更新しました。「安全資産への選好」は、株と国債の20営業日の騰落率の差が−8.41ポイントまで広がり、点数は7です。「市場モメンタム」など、日経平均をもとにした指標は、一部の値がさ株の大きな動きの影響を受けやすい面があります。
表4:27日の素値と、表示される指数の関係(概算)
| 27日の素値 | 27日に表示される指数(3営業日の平均) | 区分 |
|---|---|---|
| 5 | 11 | 極度の恐怖 |
| 15 | 15 | 極度の恐怖 |
| 30 | 20 | 極度の恐怖 |
| 45 | 25 | 恐怖 |
| 60 | 30 | 恐怖 |
27日の指数は、23日・26日・27日の3営業日の平均です。「恐怖」の区分に戻るには27日の素値が約45以上必要です。24日の記事で紹介したように、過去約8年の「極度の恐怖」の平均の長さは8.5営業日でした。今回は26日で4営業日目です。素値は概算のため、境目の前後では1ポイントずれることがあります。
③ 26日(月)の米国市場:AI関連株が持ち直し反発
表5:26日の米国市場など(財経新聞・OANDA・みんかぶ)
| 項目 | 26日(米国時間) | メモ |
|---|---|---|
| ダウ平均 | 52,361.58ドル +146.42(+0.28%) | 反発 |
| S&P500 | 7,676.77 +53.09(+0.70%) | — |
| ナスダック総合 | 26,169.38 +214.03(+0.82%) | AI関連株が持ち直す |
| 米10年債利回り | 4.99% | 横ばい |
| ドル円 | 157円50銭 | 前日比63銭の円安 |
| WTI原油先物(12月限) | 101.76ドル | −1.51 |
| シカゴ日経平均先物 | 62,920円 | 日本時間27日4時台 |
財経新聞によると、AIチャットボット「Claude」を開発するアンソロピックが新規株式公開(IPO)の登録届出書を公表し、AI関連株などが買われました。ナスダックへの上場を予定しており、公開価格はまだ決まっていません。また、マイクロソフトはAIへの巨額投資が続くなかでの費用抑制策として、米国やインドなど約6万人の従業員を対象とする希望退職の募集を発表しています。OANDAによると、イランなどが対話の継続で合意したと伝わり、原油先物は下がりました。
表6:米国株の指数の7つの内訳の変化
| 米国株の指標(CNN公表値) | 23日 | 26日 | 26日の区分 |
|---|---|---|---|
| 市場モメンタム | 18 | 25 | 恐怖 |
| 株価の強さ | 19 | 23 | 極度の恐怖 |
| 株価の幅 | 23 | 26 | 恐怖 |
| プット/コール | 21 | 23 | 極度の恐怖 |
| 市場の変動性 | 17 | 40 | 恐怖 |
| ジャンクボンド需要 | 40 | 42 | 恐怖 |
| 安全資産への需要 | 9 | 11 | 極度の恐怖 |
米国株の指数は21から27に上がり、「極度の恐怖」から「恐怖」の区分に戻りました。「市場の変動性」が17から40に持ち直したのが目立ちます。日本株の指数(15)との差は−12と、米国株の方が先に持ち直す形になっています。
④ きょう10月27日(火)の見どころ
表7:27日の見どころ(フィスコ・ビジネス+IT)
| 時間(日本時間) | 項目 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 寄り付き | シカゴ日経平均先物は62,920円 | 26日の終値(62,189円)を上回って始まるか |
| 日中 | 10月の月例経済報告 | 政府の景気判断 |
| 21:30 | 米9月の耐久財受注 | 米国の設備投資の動き |
| 23:00 | 米10月の消費者信頼感指数、9月の新築住宅販売 | 米国の消費者心理と住宅市場 |
| 終日 | FOMC(1日目) | 結果の発表は日本時間29日未明 |
| 29日朝 | マイクロソフト、アルファベットの決算 | AI投資の回収とクラウド事業の伸び |
シカゴの日経平均先物は62,920円と、26日の終値を約730円上回っています。米国株の反発を受けて買い戻しから始まる可能性がありますが、FOMCの結果発表と米大手ハイテクの決算を控えて、様子見の動きも出やすいと考えられます。
26日は、日経平均が3日続落した一方で、TOPIXは上がり、値上がりした銘柄の方が多い一日でした。指数の数字だけを見ると市場全体が崩れているように見えても、実際には売られている銘柄はかなり絞られています。
法人営業でも、全体の売上が落ちた月に取引先ごとに見直すと、大口の数社の減少が原因で、ほかの取引先は伸びていたということがあります。全体の数字と内訳の両方を見ることで、どこに手を打つべきかが見えてきます。
当サイトの指数も、日経平均をもとにした指標は一部の値がさ株の影響を受けます。TOPIXや値上がり銘柄の数もあわせて見ると、市場の姿がより正確に見えてきます。
※運営者の個人的な見方であり、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。
⑤ 用語ミニ解説
表8:この記事に出てきた用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 新規株式公開(IPO) | 未上場の会社が、証券取引所に株式を上場して、広く投資家に株を売り出すこと |
| 登録届出書 | 米国でIPOを行う会社が、事業内容やリスクなどを開示するために当局に提出する書類 |
| 月例経済報告 | 政府が毎月まとめる、日本の景気についての公式な判断 |
| 日次の素値 | 当サイトの用語。3営業日の平均をとる前の、その日だけの指数の値 |
今日のまとめ
- 26日の日経平均は503円安の62,189円65銭で3日続落。TOPIXは上昇しました。
- 当サイトの日本株の指数は15で、「極度の恐怖」は4営業日目です。
- 夜間はダウ平均が146ドル高と反発。米国株の指数は27に戻りました。
- きょうからFOMC。結果は日本時間29日未明です。
本記事は公開情報と当サイトの算出データに基づく情報提供であり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。